AIの波が加速する中、NVIDIAのグローバルテクノロジーカンファレンス「GTC 2025」が米国西海岸時間の3月17日から21日にかけて開催されます。本年度のテーマは「AIの未来がここから始まる」であり、NVIDIAの最新の加速コンピューティングプラットフォームを披露。AI、デジタルツイン、クラウドコンピューティング、持続可能な技術の進化を加速する最先端技術が紹介されます。また、NVIDIA創業者兼CEOのジェンスン・フアン氏による基調講演も予定されており、昨年以上の規模で開催される本イベントは、世界中の技術関係者の注目を集めています。
今年は、台湾を代表するテクノロジー企業もGTC 2025に参加。NVIDIA認定のソリューションアドバイザー・グローバルパートナーである「INFINITIX」は、パートナー企業であるコンパル(Compal)、マクニカ・ギャラクシー(Macnica Galaxy)からの招待を受け、初めてGTCに出展します。これはINFINITIXにとって重要なマイルストーンであり、世界に向けて業界をリードするAIインフラ管理プラットフォーム「AI-Stack」を披露する絶好の機会となります。
INFINITIXは、NVIDIAが授与する極めて希少なソリューションアドバイザー(Solution Advisor)認定パートナーとして、GTC 2025の展示期間(3月18日~21日)に、GTC展示エリア内のコンパル(ブース#1809)およびマクニカ・ギャラクシー(ブース#2323)にて、主力製品「AI-Stack」を展示します。
「AI-Stack」は、高効率なAIインフラおよびGPUリソース管理を実現するプラットフォームであり、企業がAIサービスを導入する際に不可欠なソリューションです。近年、DeepSeekの登場により、AI-Stackを搭載したGPUサーバーを購入・起動するだけで、最先端のDeepSeekモデルを即座に運用し、リアルタイム推論を実現することが可能となりました。
INFINITIX:DeepSeekをはじめとする最新のAI推論モデルをワンクリックで実行、AI導入のハードルを大幅に引き下げ
INFINITIXのCEO、ウェンユー・チェン氏は、「このたび、コンパルおよびマクニカ・ギャラクシーからの招待を受け、INFINITIXがNVIDIA GTCという世界的な舞台に立つことができ、大変光栄に思います」と述べました。同社は、先にコンパルと戦略的提携を締結し、AI-Stackを搭載した高性能GPUサーバーを共同開発。これにより、企業は「導入即利用可能」なAI推論サービスを活用できるようになりました。顧客は、コンパル指定のGPUサーバーを購入するだけで、AI-Stackプラットフォームを通じて、最新かつ人気の高い大規模言語モデル(LLM)を即座にデプロイ・実行可能。複雑なプログラミングや設定作業は一切不要で、電源を入れるだけで簡単に利用を開始できます。INFINITIXは、米国西海岸時間 3月19日 14:00 に、GTC大会のCompalブース(#1809)にて、詳細な製品説明を行います。
AI-Stackは、INFINITIXの主力製品であり、GPUリソースのスケジューリング管理や計算リソースの監視機能を備えるだけでなく、DeepSeek、Llama、Qwenなどの人気のLLM推論アプリケーションのマイクロサービスを標準搭載しています。プラットフォームの迅速なコンテナデプロイメント機能により、顧客はワンクリックでDeepSeekなどの最先端モデルを実行し、リアルタイム推論を実現。煩雑なモデル構築や環境設定の手間を省くことで、企業のAI導入のハードルを大幅に引き下げ、AIアプリケーションの実用化を加速させます。
ウェンユー・チェン氏は、言語モデルやハードウェアの進化に伴い、先進的なソフトウェアの導入とアプリケーションの融合を通じて、より多くのユーザーにAI-Stackの強力な機能を認識してもらい、グローバル市場での浸透率をさらに高めていきます」と強調しました。現在、AI-Stackは金融、半導体、医療、製造など多様な分野で広く活用され、成功事例を積み重ねています。AI計算リソースプールを構築し、台湾のスタートアップ企業がAIアプリケーションの実用化を加速できる環境を整え、台湾産業のデジタルサービスの高度化を促進しています。
今後、INFINITIXはAI-Stackのモデル対応範囲をさらに拡大し、企業にとってより便利で高効率なAIソリューションを提供。産業のスマート化を推進し、AI技術のさらなる発展に貢献していきます。